2012年01月15日

何度も言っているか?3度やってみせているか?

「先週も同じこと言ったはずだぞ」
「昨日も同じこと言ったはずだぞ」
(俺の部下は人の話を聞いているのか・・・)
そう嘆いていても、相手は変わらないので
私は今日も同じことを言います。めげずにです。
多かれ少なかれ自分もそんな経験があるからです。
私が就職してまもなくでまだ「技術者」として働いていた頃、
上司との技術的な話はすんなり理解できるのですが、
例えば社内の特有の事情や(当時知識の乏しかった)財務的な話など
なかなか理解できない話がありました。
社内の企画書やお客様への提案書を作成しているとき、
技術的な話だけ書けばいいというものではありませんから、
何度も手直しの指示を貰ってました。
社内事情や財務の話を理解できていなかったからです。
おそらく上司は何度もその部分の指示をしてくれたのでしょうが、
当時はあまり頭に入っていなかったのだと思います。

人は知っていることは頭に入りやすいのですが、
知らないことは耳に入ってもすぐには定着しません。
部下がミスする・間違える原因のひとつは、「知らない」からです。
知らない部分なのだからやはりそこについては、
「すぐには記憶されない」と理解することにしています。
知らないことが原因で仕事のミスやうまく進められてない部下に対して
一所懸命に部下を指導しようと
たくさんしゃべってしまうことはよくあると思います。
でもおそらくほとんど伝わってないでしょう。
理由は簡単。上司のお小言に興味のある部下なんていませんから。
まして「上司が伝えたいポイントはここかな?」
なんて考えながら聞いている部下は皆無といっていいでしょう。

一回言って伝わっていると思うことが大間違い。
何度も言うことが肝心。
さらに記憶に定着させるという意味では
体験・経験、つまり面倒くさがらずにやってみせることも、
上司の仕事だと思うことにしています。

誰かが言ってましたが、
人間の最大の武器は忘れることだそうです。
皆さんの部下は、この最大の武器を振り回しているでしょうか?
振り回しているとしたら強敵に他なりませんね。
この強敵をうまく倒すには、何度も言って聞かせて覚えさせて、
やってみせてその記憶を定着させるしか
方法は無いんじゃないでしょうかね。
posted by 中小企業診断士 小島規彰 at 13:55| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | マネージャーの心がけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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